(2007年3月19日配信)より転載

遊んで学ぶ発声法
  体全体をつかった正しい発声法を教える特別授業が9日、鹿浜第一小学校で行われた。講師は足立区在住の合唱指揮者・近藤直子さん=写真左端=。
  近藤さんは、リラックスした呼吸法からうまれる豊かな声を育てるために考案した、楽しいエクササイズで指導。
  風や木々など自然になりきる遊びを通して、正しい姿勢や腹式呼吸などを教え、声を出す楽器としての身体の役割を体感させた。
  子どもたちは、風にとばされまいと大地に根をはる木々や、太陽をあびた新芽になりきり、声にはりや力強さを生み出す感覚を体全体を使って学んだ。
  この特別授業は4年生児童を対象にした学年行事。正しい呼吸法による発声や、体と心の状態を表わす声の役割について正しく知ってもらおうと行われた。
  近藤さんは「理想は赤ちゃんの伸びやかな声。体の仕組みなど難しい理論ではなく、子どものうちは遊びのなかで感覚的に身につけてもらえたら」と期待した。

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