第22回「声を育てるエクササイズ」研究発表会を、令和7年5月5日(月・祝)タワーホール船堀 小ホール」にて開催しました。GWの最中でしたが、88名程の皆様にお越し頂きました。ありがとうございました。日頃の研究生たちのひた向きな練習の成果に大きな拍手を頂き、今後の活動のエールとしてそれぞれに精進を重ねて参ります(ホームページhttps://naokoinfo.com/をご参考下さい)。
さて、日本声楽発声学会の学会通信(第53号)にて、昨年の11月に第115回例会(東京藝術大学にて開催)の報告が掲載されました。その一部を紹介させて頂きます。
「最初に座長である竹田数章氏より歌唱の共鳴・体の響きについて、『その感覚は歌手によって異なることもあり、また求められる響きはジャンルによって異なるため、これが正解ということはないが、響きによってさまざまな『音色感』が生じる。表現の多彩さを生むうえで大切な要素である』という説明がありました。その後、パネリストの近藤直子氏(合唱指揮者)が、アマチュア合唱団の練習で行っているATT(Atem-Tonua-Ton 呼吸-筋緊張-音・声)エクササイズを紹介。知らぬ間に凝り固まった身体をほぐすための健康教室でも行っているというこのエクササイズを参加者で体験しました。理屈で考えがちな現代人にとっては、こうして自分の身体に対する感覚を呼び覚ますことが必要とされているのかもしれません」。 |
最近では足底ならぬ足指と声とを結びつける発声練習を実践していますが、心身のリラックスが大前提です。内外の刺激をすべて心身で感じ取れる状態を自身で確保しなくてはなりません。そこは歌い手の皆様の真骨頂の場と楽しみにしています。様々な舞台が11月の本公演に向け連続します。頑張りましょう。 |